考えてみた

手に入らぬ世界を知り、あなたは何を見出す

数日前からNHKオンデマンドで『世界の車窓から』を見始めた。車窓から見える壮大な大自然に心を奪われ、豪華絢爛な世界遺産に感嘆の声を上げながら見入っている。世界は広くて美しい。一度は行ってみたい。だが、おそらく私は、TV越しに見ている大自然や世界…

理解を押し付けてくる女は「地雷女」

学生時代に付き合っていた彼女の一人に、「好きな花ランキングベスト5」「好きな色ベスト5」とかを覚えさせてくる娘がいた。ほかにも、最低2時間電話しなきゃいけないとか、とにかく色々と“自分への理解”や要求を押し付けてきた。アイドル顔で可愛かったのだ…

不倫しない男を見つけるより、させない仕組みを作れ

「不倫をしない男を見分ける方法」を女性は知りたがるが、そんな方法はない。そもそも、不倫をしない男が存在すると考えている時点で間違いである。居たとしても100人中1人だ。女性の需要を満たすほど存在していない。不倫(浮気)には、積極的不倫と消極的…

薬物で逮捕された者の作品は、お蔵入りするべき

‪芸能人が犯罪を起こした際、過去の作品が販売中止になることがある。この処置に対して「人格と作品は切り離すべきだ」といった反対の声が必ずあがる。基本は私も、人格と作品は切り離すべきだと考えている。だが、犯罪の中でも、薬物はこの限りではない。最…

「馬鹿」と言う奴が馬鹿であるワケとは

友人が映画『沈黙』の批判レビューを感想を話してくれた。批判レビューには、「史実とは異なる」「キリスト教からの一方的な歴史解釈」といったものが多かったそうだ。友人はそれらを見て、「この人たちって、馬鹿なの? この映画は物語だし、ノンフィクショ…

AIがもたらす恩恵とリスク

AIの技術が進めば進むほど、今よりも生活は便利になるし、仕事も便利になる。便利さを与えてくれる一方、リスクも懸念されている。それは、人間を超える知能を得たAIが暴走した時、人間が制御できなくなってしまうといったもの。AIはいずれ人間の知性を超え…

科学を信仰する日本人

先日メンタリストDAIGOの動画を見た。動画では、集中力や意志力についての新しい論文を紹介していた。その中でDAIGO は、自分が過去に書籍に紹介した内容が覆ったといった旨を話している。※書籍に紹介したものとは、おそらく「ウェルパワー」のこと。私も書…

ラブドールが嫁になる日

私が小学生の頃、『世にも奇妙な物語』というTV番組があった。放送された話の中で、今でも印象深く覚えている回がある。それは、ラブドールを一人の人間として接している男の話だ。その男はラブドールに名前をつけ、挨拶したり、話しかけたりしていた。そん…

学校は、人生で最も友達が作れる場所

「学校は、年齢が同じ子たちが一つの空間に押し込められる特殊空間。社会に出てからそんな環境は存在しない。だから、社会人に必要なコミュニケーション能力は育たない。それに、今はネットでも勉強はできる。無理に学校に行く必要はない」といった意見を目…

AIは暴走する、しない?

AIの未来予想は、大きく分けて2つある。一つは、「いつの日かAIは意志を持ち、人類にとって予想だにしない行動をするようになる。だからこれ以上の研究をしないほうがいい」という論。最近亡くなった物理学者スティーヴン・ホーキング博士もこの論者の一人だ…

子供の「勉強して何の役に立つの?」にまともに答えてはいけない

「勉強して何の役に立つの?」そう子供に問われたことはないだろうか? あなた自身も子供の頃、そう問うたことがあったのではないだろうか。この問いに対して、大人はまともに答えてはいけない。なぜなら、子供が本当に言いたいのは、「勉強が面白くない」だ…

のぶみ氏の「あたし おかあさんだから」は、メロディーと合わせればそんなに毒じゃない

のぶみ氏が書いた詩が絶賛炎上中だ。 「あたし おかあさんだから」最後まで歌詞見たらなんか救済されるのかと淡い期待を抱いて検索したけど…ダメだった… pic.twitter.com/rArSf3irLU — そら (@Chitose1021) 2018年2月4日 私はのぶみ氏の絵本は好きなほうじゃ…

フェミニストが嫌いな理由

フェミニストが嫌いだ。理由は、彼女らの行動源が「男性嫌悪」(恨みや怒り)だからだ。「男女平等」「女性差別」の仮面を被って男性に復讐しようとしているだけ。一年間、フェミニストを見て来たが、それが私の最終結論だ。恨みが行動の源になのだから、見…

WEB上の名誉棄損に関する話題について

野球選手が一般人を名誉棄損で訴訟した流れから、ブロガ―(インフルエンサー?)も便乗して訴訟を検討し始めた。個人的には、どんな展開になるのか楽しみだが、ただ1点、野球選手とブロガ―は同じ構造ではないということは留意しておきたい。野球選手は、誰か…

誰かに講釈を垂れる職業の人間は、基本、“厚顔無恥”なのだ

はてなブログに投稿しました #はてなブログ離婚して、わんわん泣ける女になりたかった。 - トイアンナのぐだぐだhttps://t.co/ITv1TUYgBR — トイアンナ (@10anj10) 2018年1月17日 恋愛・結婚をテーマにコラムを書いているトイアンナ氏が離婚を発表した。一部…

「ちんこのデカイ男」の失敗から学ぶ、才能と努力の関係

「ちんこのデカイ男はSEXが下手」といった話を女性から聞いたり、書籍で読んだことが何度かある。デカさを武器にしてガンガン攻めるばかりで、テクニックを磨いてこなかったのだろう。強みを活かすのはビジネスの王道だが、SEXに限ってはそうではないようだ…

愛情の多寡の所為にしない

先日、考えさせるブログを読んだ。 このブログでは、「結婚相手が子供を産めないから離婚した」という男性が出てくる。その男性の人格もちょっとどうかと思う部分はあるのだが、ブログ筆者のある言説に対して一つ反論したい。 反論したい言説とは 子供が産め…

いちいち「愛している」とか言うなよ。カッコ悪いだろ。

「“感謝”の反対語は、“当たり前”」といった言葉を何度か聞いたことがある。おそらく、あなたも聞いたことがあるだろう。これに派生してか、人間関係や恋愛においても、「感謝の言葉を述べましょう」「パートナーへの愛を言葉にしましょう」といった言説もま…

「日本人って○○だよね」と言う人に足りないもの

「日本人って自分の意見を言わないよね」「日本人って職人堅気でマーケティング思考が足りないよね」「日本人ってみんなの意見に流されやすいよね」「日本人ってチャレンジ精神ないよね」。こんな意見を聞いたことはないだろうか? この言葉の裏には、概して…

広島カープと日本ワイン

昨年、広島が沸いた。25年ぶりに広島カープがリーグ優勝を果たしたからだ。優勝の裏には、25年もの間応援し続けてきたファンの存在がある。その情熱は他の球団ファンよりも熱い。セリーグ優勝を決めた広島―巨人の最高視聴率71%を記録したことからもその熱が…

同じ構造と矛盾

芦田真菜ちゃんが偏差値70超の名門中学に合格した。つい数年前まで「めっちゃ可愛い女の子だな。娘にしたい」と思っていた少女に、偏差値を抜かれてしまった私としては複雑な心境ではある。もう、真菜ちゃんとは呼べない。真菜さんと呼ぼう。ニュース記事に…

生産性の観点から「寄付」を考えてみた

先日、ユニセフから電話があった。数年前にユニセフに寄付していただいた縁で、もう一度、途上国の子どもたちに寄付をしてほしいとお願いされた。その時は「ほかにも寄付しているので、また、気が向いた時にでもユニセフに寄付します」と言い、電話を切った…

露出度の高い服を着た女性が治安の悪い場所を歩いていて襲われたら、どっちが悪いのか

知り合いの女性が男性に騙された。彼女は出会い系サービスを利用し、そこで知り合った男性と付き合うことになった。しかし、後で分かったことだが、男性には妻子がいたのだ。この話題を、共通の友達(男1:女1)と話をした。そこでの会話が示唆に富んでい…

「誰もが幸せを望んでいる」って本当?

クリティカルシンキング(批判的思考)の所為か、それとも私の根性がひねくれている所為なのか、ずっと前から「誰もが幸せを望んでいる」という定説を疑っている。というか、嘘だと思っている。人は幸せなんて望んでいない。望んでいるのは「納得」である。…

「お食事の『取り分け』は女性がするもの」は、どこから来たのか

「女の子ならできないと本当に恥ずかしいから。お食事の『取り分け』基本ルール確認」の記事が絶賛炎上中だ。 記事の見出しは、衆目を集めるようにあえて刺激的に書いていると思われる。女性に限らず、男性でも「取り分け」が出来るに越したことはない。それ…

喫煙童貞者には、もう戻れない

私は便宜上、人前では「禁煙者」としている。しかし実は、喫煙者だ。ただ、毎日は吸わない。数ヶ月に一度、数本吸うぐらいだ。別に禁煙しているわけではない。単に、喫煙から次の喫煙までの間隔が長いだけである。吸おうと思えばいつでも吸えるし、だからこ…

子どもに「自己責任論」を戒めるのは、軽く虐待です。

ちょっと前にシェアされてきた記事が興味深かった。5歳児だったかそれぐらいの子どもが、ドリンクバーで色々なジュースを混ぜて、結局飲めなくなり、母親に「責任持って、最後まで飲みなさい」と叱られる話。この話に大勢の人が称賛していた。「自分のしたこ…

社会活動家を見ては尊敬の念を抱き、僕は寄付で自分を慰める

私には、尊敬している人がいる。一人目は、「夜回り先生」で有名な水谷修先生。20年も前から繁華街をパトロールして少年少女を非行や自殺、薬物から救済してきた。教師の鏡と言うべき人だ。二人目は、貧困問題に取り組む湯浅誠氏。反貧困ネットワークを立ち…

郷土・地元贔屓(ひいき)は、人生をほんの少し豊かにする

つい先日から、腕時計を身に付け始めた。腕時計は以前から持っていたものの身に付けておらず、腕にはめることがほとんどなかった。年に十回あるかどうか。そんな程度だった。それが今や毎日のように身に付けている。きっかけは、たまたま目に留まったAmazon…

年賀状に“子どもの写真を載せる”というデリカシーのない行為をそろそろ止めませんか?

元日から届きはじめる年賀状。本来、新しい年を謹賀する喜ばしい慣習である。しかし、その陰で悲しんでいる人たちがいる。ある年賀状が届くからだ。それは、子どもの写真が載った年賀状である。近年、不妊症に悩むカップルは6組に1組、何らかの不妊治療を受…