男はお金が欲しいんじゃない。ただモテたいだけなのだ。

今回は、男がお金を欲する理由について書いてみようと思う。
男が金を欲する理由を一言で言えば、〝女にモテて、男から羨望されたい“からである。
もっとストレートな言い方をしよう。〝美女とヤリたい。男から羨ましがられたい、従わせたい“のだ。それが根本的な動機だろう。

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お金の使い道として、よく耳にする言葉を挙げると、
「高い車が買える」、「立派な家が持てる」、「ブランドで身を固めることができる」、「いつでも旅行に行ける」などだ。そんなものは表面的な理由にすぎない。その根本的な動機は、先ほど話した通りだ。

私の知見では、キャバクラやクラブの女の子からチヤホヤされるのが大好きな男は、野心もあるし、欲望に素直だ。逆にそういうところを嫌う男は、あまり野心がない。ちなみに私は後者に入る。

ある意味、金銭欲は対人関係からくる欲とも言える。
女にモテたい、男から羨望されたいという欲望があれば、必然的に金銭欲も芽生える。この動機が弱い人は金銭欲が小さい傾向にある。
「必要なものだけ欲しい」「家族が養えるだけでいい」などと言う人は、野心もなければ、欲望もない。まさに今の若者はその傾向にある。金銭欲も少なければ、消費意欲も少ないのだ。

ただ誤解しないでもらいたいが、私は、〝女にモテたい、男から羨望されたい“という動機を軽蔑していない。むしろ、人間として健全な動機だと思う。むしろ、これ以外の動機のほうが不健全だと思っている。
たとえば、幼少期の頃、お金に苦労し、お金のない恐怖から逃れるためにお金を持とうとする人もいる。トラウマから来る動機だ。これらのほうが不健全な動機だと思う。

稀に「お金持ちになったら寄付したい」と言う人がいる。これも不健全な動機だ。本当に寄付したいのなら、金持ちになる前からしている。大富豪の中には多額の寄付をしている人が確かにいる。しかしそれもやっぱり、羨望されたいという動機に落ち着く。たくさん寄付して、世間から「凄い」って言われたいだけなのだ。
もしそうでなければ、黙ってこっそり寄付しているはずだ。それが表に出たり、公言したりすることがどういうことか少し考えて見れば分かる。

先ほども書いたが、多額の寄付をして尊敬を集めたいと思うことを私は軽蔑しない。むしろ、その動機を隠し、寄付したことは公にして善人ぶっているほうが不愉快に思う。まぁ、世間はそんな風に善人ぶっている人のほうが好かれるのだから仕方はないのだが。

話を戻そう。
私の持論は、男がお金を欲するのは、〝女にモテたい、男から羨望されたい“からだと説いた。これを逆説的に考えれば、お金がなくても女にモテる男は、金銭欲が半減する可能性がある。

『色男、金と力は無かりけり』という諺がある。昔から色男は金と力がないことが多いため生まれた言葉だろう。しかし、なぜ、色男は金と力がないのかは語られていない。

多分、それは私が今まで話してきたことに通じるのではないだろうか。
つまり、カネで得るべきことの半分が、もうすでに得てしまっているため、欲望が半減してしまっているのだ。そうであれば、なぜ私は金銭欲が少ないのかも説明がつく。←実はこれが言いたかっただけw。


以上が、〝男がお金を欲する“私の持論だ。

 

 

男はお金が9割: 人生の本質をつかむ男の哲学 (知的生きかた文庫)

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