あなたの幸せコストはおいくらですか?

一生遊んで暮らせるお金があったら、どう生活するだろうか?
少し考えてみた。

私の場合、多分、小さな家を購入して、年3回ぐらい旅行する。そうだ、猫も飼おう。その後は、ん~~~、多分、今と同じ生活している。人に役立つ情報を書いて、読書をして、美術作品や映画、漫画やアニメを観る。そのくり返し。
こうやって書き表わしてみると、意外と自分の「幸せコスト」は安いと感じた。

「幸せコスト」とは、私が勝手に作った造語。文字通り、幸せにかかるコストという意味だ。
人によっては、「夢がないと嫌だ」「やりがいのある仕事がないと嫌だ」「いい車がないと嫌だ」「大きい家に住まないと嫌だ」など、幸せと感じるための必要条件がある。幸せに必要なコストが高いか安いかは、人によって違う。

一見コストのかからなそうな、夢や仕事のやりがいも、実はコストだ。なぜなら、夢見つけるのは大変であり、やりがいのある仕事を見つけたり、作ったりするのもハードルが高い。このハードルの高さや労働もコストと考えている。

私の場合は、夢ややりがいのある仕事がなくても幸せを感じられる。あったらあったで楽しいだろうけど、なくても幸せ。

宗教本や精神世界本で、「身近にある幸せに気づきなさい」などとよく書かれている。私はこれを「幸せコストが低くても幸せになれるよ」と解釈している。

幸せコストが安いほうが良い、なんて言うつもりはない。幸せの基準は人それぞれでいい。良い悪いなんて言えない。しかし、コストは計算できるはずだ。

一度、自分の幸せコストを計算してみたらどうだろうか。

 

億男 (文春文庫)

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