ベッキーとゲス何とかとの不倫騒動への所感

ベッキーの不倫騒動が衆目を集めている。私は他人の色沙汰などに基本興味はない。ただ、大衆がどこに注目しているのか、どんな評価をしているのかなどの世論には関心がある。世論を見てみると、当然批判する人もいるが、思いのほか擁護する人が数多くいる。これはベッキーの持つキャラが大きく影響してのことだろう。

 

 

キャラの力ってすごいよね

同じ不祥事でも、「誰が」したのかによって世論の評価は異なる。
以前、江頭2:50が問題を起こした(たぶん、猥褻とかセクハラ関係だったと思う)。罵詈雑言で埋め尽くされるヤフコメでも、「エガちゃんなら仕方ない」「許してやれよ」といった寛大なコメントばかりついていた。これを見て私は、キャラの力はすごいなと思った。おそらく、違う人間だったらこうはならなかっただろう。人は、「何を」したかよりも「誰が」したかのほうが評価への影響は大きいのだ。

デヴィ夫人は、ベッキーに対して「堂々純愛を貫きなさい!」とエールを送っている。しかし、同じ不倫をしていた矢口真里に対しては「矢口真里は、日本の女性の恥です」と糾弾していた(ちなみに、麻木久仁子の不倫についても糾弾していた)。この差は何だろう。どこから来るのか。おそらくキャラの差だ。でなければ、デヴィ夫人の言う「純愛」の意味が私には全く理解ができない。

 

 

ドライにビジネス観点で見てみる

今回の事案をドライにビジネス観点で見てみる。
ベッキーは、一個人であると同時に商品でもある。彼女の持つイメージを活かして、各企業はCMなどに起用する。イメージが崩れるようなことがあれば、それは契約破棄や損害賠償が発生することもある。現に、今回の一件でCMを差し替える企業も出てきた。

ベッキーの記者会見もビジネス観点で見てみよう。
ベッキー側は、「商品価値(ベッキー)を多少の損ねる傷(軽率な行動)がありました。しかし、商品価値を大きく損ねるような傷(不貞行為)はありません。」と釈明した。しかし、これが真っ赤で真っ黒な嘘だった。LINE画像が週刊文春から出てしまい、妻帯者であることを知っていて付き合っていたことが判明した。

「LINE画像のリークは、プライバシーの侵害だ」との声もあるが、ドライにビジネス観点で見た場合、リークは内部告発にあたる。内部告発は悪なのか。悪とは言えないはずだ。

とはいえ、ベッキーは商品と同時に一人の人間(ここが人間を扱うややこしい所)だ。当然、プライバシーは守られるべきである。プライバシー損害で訴えることは可能だが、まず、それはしないだろう。週刊文春もそれを織り込み済みで掲載しているはずだ。訴えようなら間違いなく泥沼化するし、ベッキーのイメージも下がる一方だ。ベッキー側には何の得もない。

 

 

リークした人を批判するのはお門違い

リークした人は、確かにプライバシーを侵害した。問題ある行為だろう。だが待ってほしい。もし、この人がリークしなければ、ベッキーはもしかしたらゲス何とかと結婚していたかもしれない。そうなれば、ゲス何とかの身辺は当然マスコミが調べ上げる。結果、やっぱりバレる。そして、略奪結婚をしたベッキーというゴシップ記事が書かれる。略奪婚する前にバレるのと、略奪婚してからバレるのとでは、ファンはどちらがいいのだろうか? どのみち、妻帯者と不貞関係になった時点でベッキーはゴシップ記事を書かれる運命なのだ。

 

 

今回の騒動で誰が得をした

おそらく、一番得(株を上げた)をしたのは週刊文春。次いで、アルバム『両成敗』を出すゲス何とか。
※『両成敗』っていうアルバム名、狙ってつけたのかっていうぐらい絶妙なネーミング。ゲス、ここに極まる。

 

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最後に
ベッキーの人気(好感度)を見るからに、芸能界で十分に再起できるだろう。ぜひ、この経験を芸の肥やしにして、今まで以上の活躍を期待したい。