「灘校の校長先生による声明文」から垣間見える、歴史修正主義者たちの悪辣さ

灘校の校長先生がネトウヨ一味から嫌がらせを受けたようです。
詳細は、以下の声明文をお読みください。

 

謂れのない圧力の中で
̶ ̶ ある教科書の選定について ̶ ̶

 

以下は声明文を時系列にまとめたものです。

 

昨年末、ある会合で、自民党の 一 県会議員から「なぜあの教科書を採用したのか」と詰問される。 → 年が明けて、自民党衆議院議員から「政府筋からの問い合わせな の だ が」と断った 上 での電話が入り、同様の質問をされる。 → 2月の中頃から、今度は匿名の葉書が次々と届きだした。 → 3月19日の産経新聞の一面で「慰安婦記述 三十校超採択 ̶ ̶ 「学び舎」教科書 灘中など理由非公表」という見出しの記事が載る。 → 6月号の月刊誌 『Will』に、近現代史研究家を名乗る水間政憲氏が 、「 エリート校―麻布・慶應・灘が採用したトンデモ歴史教科書」という20頁にも及ぶ大論文を掲載した。 → 水間政憲氏が CSテレビの「日本文化チャンネル桜」に登場し、同様の内容を講義したとの情報が入る → 「水間条項」というブログページを見つける。記事に一つに「緊急拡散希望《麻布・慶應・灘の 中学生が反日極左の歴史教科書の餌食にされる;南京歴史戦ポストカード で対抗しましょう 》」との呼びかけがあるのを発見する。 → ここが葉書の出元だと気づく。

 

ほんと、自分たちの考えや価値観しか認めない人たちって、なんて人間の度量が小さいのでしょうね。

 

 

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