不倫ネタ、大好きですか?

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小室哲哉の不倫報道で文春が批判を浴びている。「芸能人であってもプライバシーを守れ」「他人の不倫話をネタに部数を伸ばすなんてゲス」など。しかし、ベッキ―の時や政治家の不倫をスッパ抜いた時は、みんな喜んでネタ・批判していたように感じる。

なぜ、小室哲哉に限って文春が批判されているのか。理由3つあると思う。

① お腹いっぱいになったから
この一年の間に不倫報道ばかり魅せられて、もうお腹いっぱいになっちゃった。それなのに「もっと食え」とやられたから、怒ってしまった。

② 嫌われていなかったから
ベッキ―もだが、潜在的に嫌われている人は、火だるまになりやすい。しかし、小室哲哉を嫌いな人は少ない。要は、批判するのも擁護するのも好みの問題ということ。

③ 同情すべき事情があったから
今まで報じられてきた不倫には、同情するような事情が無かったが、今回は介護が絡んでいて同情すべき点がある。だから、一方的に悪と断罪できなかった。

以上の3点が絡んだため、文春砲がマホカンタで返された形になったと私は見ている。

 

不倫ネタはなくならない

「不倫ネタを取り上げる週刊誌を買わないようにしよう」と呼びかける人もいるが、まず無理だと考える。著書『ことばの起源―猿の毛づくろい、人のゴシップ 』(著者 ロビン ダンバー)では、言葉はゴシップネタを共有するために生まれたという説を唱えている。ゴシップネタは本能に根ざしているため、不倫ネタを取り上げる週刊誌はなくならない。

 

ことばの起源 -猿の毛づくろい、人のゴシップ-

ことばの起源 -猿の毛づくろい、人のゴシップ-

 

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