のぶみ氏の「あたし おかあさんだから」は、メロディーと合わせればそんなに毒じゃない

のぶみ氏が書いた詩が絶賛炎上中だ。

 
私はのぶみ氏の絵本は好きなほうじゃないし、詩を見た時は「怨嗟の詩だな」と思い、そうツイートしてしまった。しかし、詩はメロディーと一緒に聴かなければ真の意味で評価はできないと思い、ネットで調べてみることに。そしたら歌が見つかった。聴いてみるとメロディーは優しく、詩のおどろおどろしさはだいぶ緩和されていた。「これだったら別に炎上するレベルじゃないよな」と思った。

今回の炎上を見ていて「SNS上では、断片的な情報が独り歩きするんだな」と再確認した。先も言ったように、「歌=詩+メロディー」なわけであり、詩だけを見て批判するのはちと勇み足なわけだ(自戒を込めて)。せめて歌を聴いてあげてほしい。詩だけを見て批判されたのであれば、歌に関わった人たちが可哀想である。

これは珍しいことではない。ツイートの一部だけを取り上げられ、そこに批判が集まるのはいつものことだ。一連の流れを追いかけてみれば、「これは炎上するほどのものではないな」ということに気づくが、そこまでする人は一握りの人間だ。

基本炎上はTwitterから始まる。恣意的に情報の一部だけが切り取られ、独り歩きしてしまう。気づいた時にはもう遅い。勝手に延焼してゆきあたりを焼きつくすまで燃え広がる。

お門違いな批判をしないためにも、情報はちゃんと調べていきたい。