法律や倫理感から解放されると、男性の7割は100人以上のセックスする(相手がいればの話)

f:id:fukaihanashi:20120329121415j:plain

 

男性は遺伝子を残す確率を高めるため、乱交を基本戦略(本能)としている。一方女性は、生殖機能の違いから、一人の異性との関係を維持することを基本戦略(本能)としている。つまり男と女は、“利害関係が一致しない関係”なのである。

本当に男性は乱交を好み、女性は一人の異性だけを求めるのか。このことを証明する一つの社会実験がある。利害関係が一致する“同性愛者の性交や関係の傾向”を調べたものだ。

ここから先は、書籍『日本人』(橘玲)の一文を引用する。

 同性愛者は愛情(欲望)の対象が異性愛者とは異なっていて、男性同士あるいは女性同士でパートナーをつくる。そこでは恋人同士のあいだに生殖戦略のちがいいが存在しないから、お互いの利害が一致した“純愛”が可能になるはずだ。
 (中略)
 ゲイはバーなどのハッテン場でパートナーを探し、サウナでの乱交を好む。エイズが流行する前にサンフランシスコで行われた調査では、100人以上のセックスパートナーと関係したとこたえたゲイは全体の75パーセントで、そのうちの4割近くが1000人以上と経験していた。彼ら特定の相手と長期の関係を維持せず、子どもを育てることにもほとんど関心を持たない。
 それに対してレズビアンのカップルはパートナーとの関係を大切にし、養子や人工授精で子供を得て家庭を営むことも多い。レズビアンの家庭は、両親がともに女性だということを除けば(異性愛者の)一般家庭と変わらず、子どもやちはふつうに育っていく(母子家庭の子どもよりも社会的に成功する率は高い)。
 ゲイとレズビアンのカップルは、なぜこれほどまで生き方が違うのか。進化心理学だけが、この問いに明快なこたえを与えることができる。ゲイの乱交とレズビアンの一婦一婦制は、男性と女性の進化論的な戦略のちがいが純化した結果なのだ。(p89-90)

(日本人)

(日本人)

 

 

75%が100人以上、そのうちの40%が1000人以上とは、いやはや驚いた。男性の性欲を解放したらこうなるのか。そう考えると、生涯、浮気も不倫もせじにいる男性は、本当に素晴らしい。もっと評価されてもいいはずだ。

性交を目的としたハッテン場はゲイ間にしかなく、異性同士間にはそのような場はない(あったら教えて)。利害関係が一致すると、ハッテン場が自然と生まれてくるのだろう。

 

 

余談話

15年前、ゲイと遭遇した。出張先でピンク映画館を見つけて入館したときである。
映画を観賞していたら、スーツを着た30代の男が私の隣に座った。はじめは、「何でこんなに席が空いているのに、隣に座ったんだろう?」と疑問だったが、すぐに答えは分かった。男性は私の太ももから股間にかけて撫でるように触ってきたのだ。直感した。こいつはゲイだ。手を振り払ったが、何度もしつこく触ってくる。

ヤンキーに絡まれるのは慣れているが、ゲイに絡まれるのは初めてだった。どう対処していいのか分からない。殴っていいのか、いけないのか。仕方なく私は席を立ち、ピンク映画館を後にした。ピンク映画を見て勃ちかけた息子も、すっかり萎えてしまっていた。きっとあの映画館はハッテン場だったのだろう。あの調子で毎日パートナーを見つけていれば、まぁ、数年以内で1000人は超えるのかもしれない。