すべては"子孫を残するため”にある

僕たちは、生殖行為を軽く見てはいないだろうか。

生き物の死にざま

生き物の死にざま

 

生き物たちの死にざまを紹介している本書。そこから垣間見えてくるのは、いかに人間以外の生き物たちが子孫を残すことに人生かけているかということ。人間が抱える「何のために生きているんだろう」なんて疑問は、他の生き物からしたらバカバカしく見えるのかもしれません。「子孫を残するために決まってんだろ」と言い返されて終わりだ。

 

【本書で紹介されている生き物たち】

・たとえ、自分より強い天敵だとしても命がけで卵を守り、最期は孵化した子供たちの食料として身をささげるメスのハサミムシ。

・数年間土の中で過ごし、成虫してから1か月余り交尾相手を求め飛び回る。そして繁殖行為を終えたら死ぬようにプログラムされているセミ。

・1万6千㎞の旅を終え、故郷へ戻り生殖行為をするサケ。生殖行為を終えたら死ぬようにプログラムされている。自らの屍を餌に、稚魚たちが生まれた後食べるプランクトンを発生させる。

・繁殖機能を持ってから2週間、不眠不休で交尾を続け精魂尽きて死んでいくオスのアンテキヌス。

・メスの身体に同化し、精巣以外のすべてを退化させる最期は完全に吸収され消えていくオスのチョウチンアンコウ。

・オスは交尾した後すぐに力尽き、メスは一切の餌を食べす6~10か月間卵を守り続け、子供が生まれたのを見届けた後、力尽きて死んでいくタコ。

 

生き物にとって、いかに繁殖行為が重要かが本書から伝わってくる。子孫を残すために生まれ、子孫を残すために成長し、子孫を残すために命がけで生殖行為をする。人間以外の生き物に、子を残す残さないの選択肢などない。残すことが使命なのだから。それが生きる意味なのだから。自分は子孫を残すことを軽く見ていたと反省した。

 

PS 私もたくさんの人と生殖行為したい。

 

 

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