俳優の成宮寛貴が引退宣言をした。きっかけを作ったのはフライデーだ。事情は周知だと思われるため割愛するが、今回ばかりはフライデーは一線を越えたと思う。倫理的に間違っている。義憤を感じている人も多く、スポンサーへ電凸するよう呼び掛けている人も中にはいる。だが、これはこれで間違っている。
成宮さん引退でフライデーに怒りを持ってるみなさん。フライデーのスポンサー企業に問い合わせをしてください。フライデーは成宮さんの個人的な秘密を暴き、引退に追い込みましたが、なぜスポンサーしているのですかと。この方法は変態毎日新聞を潰した方法で効果があります。
— Turbo (@turbo81314) December 9, 2016
スポンサーは、商業活動の一環として広告を出しているだけで、別に雑誌社を応援している訳でも、活動を支持している訳でもない。それにスポンサーは、事前に何が掲載されるなんて知らないし、知らされない。
そりゃ、効果はあるだろうよ。自分たちのために無関係な人たちが嫌がらせを受けるんだから。
そもそも企業が何でスポンサー(広告掲載)をするのかというと、一定の発行部数があるからだ(だから、広告価値がある)。真の意味でフライデーを支えているのは読者だ。フライデーを正攻法で失墜させたければ、買わないよう、読まないよう呼びかけるべきである。広告価値がなくなれば、お金を払って広告掲載する企業もいなくなる。
というわけで、スポンサーに電話を入れるのは何重もの意味で間違っている。無知からくる正義は怖いね。