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なぜ、若者は消費しなくなったのか

「若者が消費しなくなったようですが、深井さんはどう思いますか?」。先日、とあるセミナー主催者からそう問われ、私は「ネットさえあれば、無料の娯楽が楽しめますからね。そっちに流れていると思いますよ」と答えた。これ以上の話はしなかったように思うが、もう少し突っ込んでみたいと思う。

今や、スマホさえあれば、無料ゲームをはじめ動画やSNSなどの無料コンテンツや交流が楽しめる。わざわざ外出してお金を使い娯楽を楽しむ必要がほとんどない。無料で楽しめる娯楽の普及は、若者の消費離れの要因となっている。

だが、それ以上に大きな要因がある。それは「お金がない」だ。若者の収入が少ないため、消費をしなくなったのだ。「お金がないから無料の娯楽に流れている」と言ったほうが正しいかもしれない。

以下のリンクにある三橋氏の見解に私も同意する。

三橋 (元)総理、あれなんですよ。マスコミは……日本人、若者が外に出ませんよね。移民もしません。「内向きだ」とか言うわけなんですよ。なんじゃこいつらは、と。今の若者って所得が少なくて車が買えないんですよ。本当に、少なくて買えないんですね。
それをとらえて「若者は車も買わない、草食化してる」とか、めちゃくちゃ言ってくるんですよ、あの連中は。「どうしたらいいんでしょう」という話が、結局根本なんですけどね。

 

Twitterにおける面白いアンケートがあった。

 

回答数を見ても、統計的にそこそこ当てにしていい数字だろう。

「若者が消費をしなくなった」「○○離れしている」の主因は、経済的理由にあると思っていい。「消費したいけど、できない」「○○離れしたくないけど、しざるを得ない」が真実に近いのではないだろうか。それに加えて、所有(消費)しなくても安価に生活できるレンタルやシェアサービスが普及したこと、無料でも十分楽しめるコンテンツが溢れていることも、消費離れを助長している。まぁ、これは原因でもあり結果でもあるがな。

ちなみに私も、休日に無料動画を観たりブログを書いて過ごす日が多い。十分に楽しい。若者じゃないけどな。

 

 

まとめ

状況的にも環境的にも、若者は消費をしない、できない、しなくても済む時代に生きている。日本経済はこのまま緩やかに低迷を続けると思われるため、若者の消費が旺盛になることはないと思われる。

 

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