社会

統計学を信じても、統計データは信じるな

統計データは嘘をつく。過去、日本政府は統計データを何度も改ざんしてきた。最近では、コロナの感染率と心筋炎の統計データが改ざんとしていた事実が明るみになった。 これらはあくまでも“たまたま発覚した“もので、見つかっていない改ざんデータはまだまだ…

まだコロナワクチンを打って寿命を縮めるの?

何を隠そう、私はコロナワクチン未接種者である。だが、反ワクチン派とは異なり、周りにワクチン接種をやめるよう勧めたりはしていない。ポジション的に言えば、慎重派といったところだ。昨年までワクチン未接種者は、「低学歴」だの「低年収」だの散々言わ…

ホリエモンの言う「大学に行く意味はない」が正しいワケ

ホリエモンが「大学に行く意味はない」といった発言が軽く炎上している。ホリエモンの「大学不要論」は、これが初めてではない。過去にも何度が似たような主張はしてきている。 ホリエモンの主張は、論理的に見て正しいと思う。 理由は2つある。 「大学に行…

出生前診断、染色体異常が見つかって中絶するのは「優生思想」

毎年17万人。これは日本で子どもが中絶されている数だ。そのうち200人程は、出生前診断を受け、染色体異常が見つかった子である。染色体異常が見つかった場合、親の9割が中絶を希望すると言う。書籍『選べなかった命 出生前診断の誤診で生まれた子』によれば…

法律よりも私刑のほうが加害者にちゃんと裁きを下せる

とある女性がアップした動画が注目を集めている。女性は、11/24の渋谷で二人組の男性にしつこくナンパされたため、スマホを取り出して二人の顔を撮影し始めた。しかし、スマホを叩き落とされて破損し、頭も壁に叩きつけられたそうだ。警察に届けを出したとこ…

多様性を叫ぶ人に限って、何かを批判してしまう自己矛盾

クレームを言う多様性推進論者 多様性が叫ばれる現代、さまざまな場面で「多様性を認めろー! お前たちの考えは間違っている!」といった怒りの声をあげている多様性論者を目にする。この言説を耳にするたび、違和感を覚える人もいるだろう。「多様性を叫ん…

機関車トーマスと無職者ニート

アニメ『機関車トーマス』を見ていると、機関車たちが頻繁に口にする言葉があることに気づく。それは「役に立つ」である。「君は人の役に立つ機関車だね」「君は立派に人の役に立っているよ」などだ。機関車にとって人の役に立つか否かは存在意義に関わる重…

幼女ラブドール所有者は、性犯罪者予備軍

Twitter 界隈をまたまた騒がしているフェミニスト。今回は何で騒いでいるかというと「幼女ラブドール」についてだ。さて、フェミニストは一体どんな主張をして騒いでいるのか。その論理(理路)の説明をした後、私なりの批判をしよう。 フェミニストの主張(…

男がセクハラするのも不倫をするのも管理職が多いのも”当たり前”

男性と女性の性差を進化から読み解く学問、「進化心理学」が面白い。『進化心理学から考えるホモサピエンス』から印象に残った話を記していく。 進化心理学から考えるホモサピエンス 一万年変化しない価値観 作者:アラン・S・ミラー 発売日: 2019/01/25 メデ…

「特攻隊は無駄死にだった」の真意が理解できない自称愛国者たち

生物学者の池田清彦さんがTwitterで「特攻隊は犬死です」と発言したら、「日本のために散っていった隊員を侮辱するのか」といった批判がネトウヨ群から相次いで寄せられていた。池田氏は、「犬死とは決して侮蔑の言葉ではありませんよ。何の役にも立たずに無…

幻冬舎 見城徹社長が犯した間違い

幻冬舎の見城社長が、発行部数を晒して著者を貶めたツイートが炎上した。「発行部数を晒してないが悪い」と擁護する人もいるが、問題なのは著者に対して「売れない本を売ってやっている」といった態度をとったことである。これは出版社としてあるまじき姿。 …

ラブドールが嫁になる日

私が小学生の頃、『世にも奇妙な物語』というTV番組があった。放送された話の中で、今でも印象深く覚えている回がある。それは、ラブドールを一人の人間として接している男の話だ。その男はラブドールに名前をつけ、挨拶したり、話しかけたりしていた。そん…

自分たちは“善”と信じている者は、人を差別する

絶対的な「善」は果たしてあるのだろうか。私は“ない”と考えている。大航海時代より、西洋各国は植民地に対してキリスト教を押し付けてきた。彼らはそうすることが善であり、そこに微塵の疑いはなかった。キリスト教を広めためなら、虐殺も民族紛争をさせる…

「全文を読んだら問題ない」は、情報の切り抜きである

「全文を読んだら問題ない発言だった」という常套句を定期的に見かける。要は、「全文を読めば文脈上問題ない」と言いたいのだろう。で、私は一応仰せの通り全文を読むようにしている。そうしたらどうだろう。余計に問題発言だと確認に至ってしまう。一体何…

右翼の知性の低さが証明される

差別・偏見・決めつけが強い人の正体が判明 知性の低い人は、差別・偏見・決め付けの強い人になる傾向があることがメタ分析の結果、分かった。※メタ分析とは、「分析の分析」を意味し、統計的分析のなされた複数の研究を収集し、いろいろな角度からそれらを…

なぜ、先生による体罰が支持されるのか?

ここ最近、話題になっている時事ネタに、「教師による生徒への暴力」がある。経緯を説明すると、高校生がわざと教師を煽り、先生に暴力をふるわせ、それを高校生の友達が撮影してネット上にアップした。これについて世間では、「こんなふざけた生徒は殴られ…

松本人志とNGT48の事務所は、同じ穴の狢

NGT48のアイドル山口真帆が暴行未遂を受けて、なぜか被害者当人が謝罪するという異例の事態になった。世間からの大ひんしゅくを受け、結局は事務所が謝罪会見をすることになる。それにしても、なぜ被害者が謝罪することになったのか。思うに、権力側(事務所…

東名あおり運転の石橋和歩被告は、完全なるDQN思考

あおり運転をして、東名高速で家族4人を死傷させた石橋和歩被告。事の発端は、被告がパーキングエリアの駐車エリアから車がはみ出ていたことを嘉久さんに注意されたことから始まる。注意されたことに腹を立てた石橋被告は、嘉久さん一家が乗るワゴン車を執…

「正しいマナー」と「ふさわしいマナー」

Twitter見ていたら、こんなニュースが目についた。 なんでも、「とっくりでお酌をする祭は注ぎ口を使わず丸い部分から注ぐのはマナー違反」なのだそうだ。この意見に対して、「別に注ぎ口からやってもいいじゃないか」といった批判が集まっている。私も以前…

安田純平さんを「自己責任論」で叩いてはいけない理由

今、フリージャーナリストの安田純平さんがシリアの武装勢力から解放され賛否を呼んでいる。今回は、この一見についての私の意見と類推をお伝えしたい。安田さんは、過去に何度も危険な場所に行き、何回か捕まってるそうだ。政府からも「危険だから行くな」…

正論と狭量

嫌煙家が「受動喫煙させるのは、人を殴っているのと同じ」と言っていた。正論だと思った。しかし私は、喫煙している人にそんなこと言わないし、思わない。待ち合わせで時間に遅れてくる人がままいる。私はその人に向かって「あなたは私の命を30分奪った」と…

学校は、人生で最も友達が作れる場所

「学校は、年齢が同じ子たちが一つの空間に押し込められる特殊空間。社会に出てからそんな環境は存在しない。だから、社会人に必要なコミュニケーション能力は育たない。それに、今はネットでも勉強はできる。無理に学校に行く必要はない」といった意見を目…

法律や倫理感から解放されると、男性の7割は100人以上のセックスする(相手がいればの話)

男性は遺伝子を残す確率を高めるため、乱交を基本戦略(本能)としている。一方女性は、生殖機能の違いから、一人の異性との関係を維持することを基本戦略(本能)としている。つまり男と女は、“利害関係が一致しない関係”なのである。本当に男性は乱交を好…

「マシュマロ実験」の再現実験が突き付けた残酷な現実

マシュマロ実験をご存知だろうか?スタンフォード大学の心理学者・ウォルター・ミシェルが1960年代後半~1970年代前半にかけて実施した実験である。4歳の子ども186人を被験者とし、自制心が人生に与える影響を調べた。実験内容はこうだ。子ども一人ひとりに…

AIは仕事を奪う? 奪わない? AIが普及すればBIの必要性が高まる

AIは仕事を「奪う派」と「奪わない派」がある。奪う派の論は散見するため、ここではあえて説明はしない。珍しいのは、奪わない派の論だ。ネット上でいくつか見てみたら、① 奪うのではなく労働者を補助するツールになる。② ITも雇用を減らす言われてきたが、…

5歳幼女が残したノートは、なぜ人の心を動かしたのか?

東京都目黒区で起きた5歳女児の虐待死は、日本中に大きな衝撃を与えた。私もニュースを見ていて胸が潰れる思いだった。とりわけ、女児が残したノートは平静を保ったまま読むことができない。親から虐待されないように努めようとする健気さや日常の苦しみが伝…

AIは暴走する、しない?

AIの未来予想は、大きく分けて2つある。一つは、「いつの日かAIは意志を持ち、人類にとって予想だにしない行動をするようになる。だからこれ以上の研究をしないほうがいい」という論。最近亡くなった物理学者スティーヴン・ホーキング博士もこの論者の一人だ…

昔と今の「子育て」から考える、苦労の基準

作家の百田尚樹さんが以下のツイートしていた。 少子化の話題に必ず出るのは「国は子育てしやすい環境を作れ」というものだ。もっともだとは思うが、ベビーブームがあったのは日本中が焼け野原で失業者が溢れかえっていた時代だ。また戦前も決して子育てしや…

炭水化物制限を否定する“ポジショントーク”にご注意

一つの事実により、得をする人もいれば損をする人もいる。損をする人は、どうにかその事実を否定しようと躍起になるものだ。「糖質制限」を例に挙げよう。糖質制限は今、体脂肪を落とす有効な手段として注目を浴びている。死亡の原因は糖質だったという事実…

無自覚な差別

仕事帰りの新幹線、いつものように時間を持て余す。座席に挟んである搭載誌に手を伸ばしてページをめくっていたら、一つの寄稿記事に目が留まった。筆者は、ホームレスの救済活動をしている男性だ。記事には、ホームレスを救済するための募金活動をしている…