女を口説きに行けないのは、技術がないんじゃなくって単にチキンだから

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先日ツイキャスにて、モテ論の話を求められた際、「口説き」について言及した。
みんなは「どうやって口説くの?」という技術論を求めてきたが、私は歯切れの悪い回答ばかりしていた。なぜなら、技術を教えるほど口説かなくなるからだ。


そうなの? と思うかもしれない。
実はこの事実に「口説きに行けない人」本人も気づいていない。

アドラー的に言うと、
技術がない(原因)から口説きに行けない(結果)ではなく、口説きに行けない(結果)を正当化させるために技術がない(原因)をでっちあげているに過ぎないからだ。

そのため、具体的な技術的を教えると、今度は具体的な出来ない理由を探してくる。
「そんな口説き文句だと軽くみられるから嫌だな」「着ていく服がない」など、具体的に「・・・だから出来ない」と言い始める。

私の知るナンパ師たちは、技術云々にあまりこだわっていない。特に上級者になるほど、やってみることに重きを置いていた。

同級生に超ヤリチンがいた。
彼は、ヤリたくなると新宿の交差点で道行く女性に声をかけるそうだ。彼曰く、50~70人に声をかけていたら1人ぐらい落とせるらしい。私は彼に「何か口説き文句みたいなのあるの?」と訊ねると、「う~~ん、あるにはあるけど、それより数だよ、数。技術がなくて効率悪くったって数当たれ絶対に引っかかるよ」。答えを聞いて、それはそうだな、と思った。

声をかけたこともない人間に技術論を説いても意味がない。空手で例えるなら、正拳突きすらしたこともないのに、「何かいい手技はありますか?」と聞いているようなものだ。それよりも正拳突きやれよという話である。

グダグダ言って口説きに行けない人にどんなに技を教えても、結局グダグダ言うだけだ。だから、余計な情報を入れず、とにかくやらせるのが実は一番近道なのである。口説きにおいて言えることは、「習うより慣れろ」は間違いなく真理である。

 

 

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嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

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