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えーーん、僕の大好きなゲーム(ポケモンGO)にケチ付けられちゃったよ、むかつく!

社会

10月26日、トラックが小学四年生の男児をはね、死亡させた。運転手は運転中にポケモンGOをしていたと供述。事故を受けて、遺族と愛知県一宮市は、ゲーム運営会社に運転中に起動しないよう要望した。

ネットでは、「ポケモンGOだけ罰するのはおかしい」「飲酒運転して事故ったら、酒造会社は責任を取るのか」「他のアプリはどうなんだ」といった批判が湧いた。

正直、アナロジーとしては下手である。どの例も、ポケモンGOが事故の誘因となる構造とズレているからだ。どうズレているかを解説してもいいが、アナロジー思考が乏しい人に解説するのは骨が折れるのと、それに、それをしたとしても正直あまり意味がないと思う。

仮に、例のアナロジーが適切だったとして、「だから何なの?」と言いたい。適切だったら、「ポケモンGO」の運営会社に運転中に起動しないようを要望してはいけないのか。ズレた行為なのか。企業が可能な限り事故を防げるのであれば、それに越したとはない。

たとえば各自動車メーカーは、事故を未然に防いだり、事故時の衝撃を極力減らせるよう研究開発に日々努めている。可能な限り事故を防げるよう努めることは企業の責務であり、また、遺族や関係者が要望を出すことぐらい、特におかしな行動ではない。要望してシステムが改善され、事故が1件でも減るのであれば、それにこしたことがないだろう。

にも関わらず、一宮市に要望の取り下げを求める脅迫メールが9通送られてきたという。脅迫メールには、「要請を取り下げろ。おまえらの家族に天罰が下るぞ」「市役所炎上がいいか」と書かれていたそうだ。なんとも幼稚な思考回路である。

要望を出したことへの憤りを覚えている人たちを一言で表せば、「えーーん、僕の大好きなゲームにケチ付けられちゃったよ、むかつく!」であろう。

この感情が起因となっているだけだと思う。知らんけどな。