NHKの捏造問題で出演した貧困JKを叩いてはいけない

NHKがまた何やらやらかしたらしい。ご存知の方も多いだろうが、8月18日に放送されたNHKのニュース7貧困問題を取り上げた際、貧困・女子高生が出演した。だが、部屋にある持ち物やTwitterアカウントから「貧困ではない」との批判が相次いでいる。

しかし、あれは妄想だ。

貧困(相対的)かどうかは「所得」で決まる。所得に偽りがなくて隠し資産もなければ、どんなに状況証拠を揃えようとも、“貧困である事実”を否定できない。限られた所得の中で、映画を何回見ようが何を買おうがその人の勝手。それを自分たちの物差しで計って「貧困じゃない」って糾弾するのはゲスの極み。何が楽しくて他人の消費にいちゃもん付けて貧困かどうかを審判してるのだろうか。それでいて、JKの実名や住所を晒してしまうなんて、品性の欠片もない。こういう行為が、日本の品格を貶めているってことに気づかないのだろうか。演出に文句を付けて、肝心の貧困問題から目を逸らそうとする行いは、私からすれば「反日」行為でしかない。

仮に女子高生が真に貧困ではなくNHKが捏造をしたならば、批判されるべきはNHKであり、断じて女子高生ではないない。身辺調査を怠ったNHKの失態である。

どのみち、貧困JKを糾弾するのはお門違いである。

 

 

 

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