政府が各世帯にマスクを2枚ずつ配る、という政策に対して批判が集まっている。
この批判に対して、一部の方たちが「批判ばかりしている人たちは、人生豊かじゃない」といった人間性を非難する言説を唱えている人がいる。よく覚えておくといいだろう、この手は「詭弁の論法」である。
批判に対して論理的に答えるのではなく、人間性を攻撃して論をズラしている。ほかにも見かける詭弁の論法に「代案を出せ」や「頑張っているのに文句を言うな」がある。批判に対してまともに答えていない。こういう論法に引っかからないためにも、詭弁術は勉強しておいたほうがいい。変に説得力があり、ころっと騙されてしまう人が多いからだ。発信している人も、詭弁術を使っていることに無自覚な人もいる。
「批判することは悪いこと」というレッテルを広めている人は、自分がしている醜悪さに気づいてほしい。これでメリットを得るのは権力者だ。たとえば、経営者や政治家、それと信者ビジネスをしている人などがそう。権力者に批判する人がいなくなったら、好き放題されてしまう。批判をしない人を増やすことが如何に愚民を増やし、国を衰退させるのか、組織を衰退させるのかよくよく考えたほうがいいだろう。
