社会活動家を見ては尊敬の念を抱き、僕は寄付で自分を慰める

私には、尊敬している人がいる。一人目は、「夜回り先生」で有名な水谷修先生。20年も前から繁華街をパトロールして少年少女を非行や自殺、薬物から救済してきた。教師の鏡と言うべき人だ。二人目は、貧困問題に取り組む湯浅誠氏。反貧困ネットワークを立ち…

映画『スターウォーズ』が嫌いです。

世間のスターウォーズ熱も冷めた頃だから書いてもいいかな。 実は私、映画『スターウォーズ』が嫌いなんです。作品が悪いんじゃなくって、私の僻みたいなものなんで、私の問題。私は一つでも不自然な要素が入ると、途端にトーンダウンしてしまうところがある…

徐々に育んだ愛なんて、愛じゃないってこと

北野武の著書「女たち」を読んだ。そこに書かれていた一文を読んで、長らく自分でも分からなかったことがようやく分かった。何が分かったのかを話しする前に、何が書かれていたのかを紹介したい。 近代社会の中で、愛っていうものの定義があるじゃない? だ…

手段や道具としての「冷たい勉強」をまだ続けますか?

最近、私はある作家にハマっている。その作家とは、荒俣宏氏。なんというか、感性が私と似ている。「言いたいこと分かるわ~」と、頭ではなく、気持ちで理解できるのだ。私が荒俣宏氏に興味を持ったきっかけは、NHKの「クールjAPAN」という番組だった。番組…

岡田斗司夫の4タイプ理論(人生の法則)

今回お話するのは、人間関係について。人を4つのタイプに分けるメソッドなのだが、これが大変役に立つ。私自身、仕事でもプライベートでも、大いにその恩恵を得ている。「4つのタイプに分ける」と言うと、「あぁ、よくあるよねアレね」なんていう、反応が返…

絵本『100万回生きたねこ』の書評/哲学・宗教

私は、絵本『100万回生きたねこ』が大好きです。初めてこの本を読んだ時の衝撃は、今でもはっきりと覚えている。人生でこれほど衝撃を受けた本に出会ったことがないかもしれません。今回はちょっと趣向を変えて、絵本「100万回生きたねこ」を、私がどのよう…

郷土・地元贔屓(ひいき)は、人生をほんの少し豊かにする

つい先日から、腕時計を身に付け始めた。腕時計は以前から持っていたものの身に付けておらず、腕にはめることがほとんどなかった。年に十回あるかどうか。そんな程度だった。それが今や毎日のように身に付けている。きっかけは、たまたま目に留まったAmazon…

ベッキーとゲス何とかとの不倫騒動への所感

ベッキーの不倫騒動が衆目を集めている。私は他人の色沙汰などに基本興味はない。ただ、大衆がどこに注目しているのか、どんな評価をしているのかなどの世論には関心がある。世論を見てみると、当然批判する人もいるが、思いのほか擁護する人が数多くいる。…

年賀状に“子どもの写真を載せる”というデリカシーのない行為をそろそろ止めませんか?

元日から届きはじめる年賀状。本来、新しい年を謹賀する喜ばしい慣習である。しかし、その陰で悲しんでいる人たちがいる。ある年賀状が届くからだ。それは、子どもの写真が載った年賀状である。近年、不妊症に悩むカップルは6組に1組、何らかの不妊治療を受…

「性的アイコンと化した制服は廃止するべき」←はぁ?

面白いツイートを見た。 性的アイコンと化した制服は廃止するべき(再掲) — 勝部 元気@『恋愛氷河期』発売中 (@KTB_genki) 2015, 12月 26 色々突っ込み所あるんだけれど、いつから性的アイコン化したのか、男性のどれぐらいの割合で性的アイコンとして見て…

やっぱり私は同性婚に反対します

元々私は、同性カップルにも同性婚にも賛成だ。しかし最近、もっと広い知見でもこの問題を捉えたほうがいいのではないかと考えるようになった。今ではどちらかというと反対の立場にいる。そのきっかけになったのは、2015年10月5日放送のハートネットtv『会え…

行政の杓子定規な応対を改善するために必要な国民の懐の深さ

「自分は、民間企業では働けませんよ」。とある行政機関で働いている男性の言葉だ。この言葉は、民間企業を卑下しているわけではない。自分は行政機関という特殊組織でしか働いた経験がなく、民間企業に順応できない、といった意味である。彼曰く、今いる機…

中国クオリティなどと笑えなくなってきた日本クオリティ

「中国クオリティ」。 中国の低品質な製品を揶揄する言葉として使われいる。この言葉には、日本の製造物は高品質という前提がある。しかし、日本の製品は本当に高品質なのか? 40年間に亘り血液製剤の不正製造していた化血研。マンションの傾斜問題を起こし…

FBプロフのフランス国旗化に見る、ファッション化する善意

昨日から、FBプロフをフランス国旗を重ねる人を散見する。何かなと思ったら、パリの多発テロに端を発した「パリの平和と安全を願う」の意思表示として、Facebookが推奨しているようだ。前にあったLGBTの流れと同じである。プロフで意思表示する意味も、それ…

知人がヒモになりました

知人がヒモになった。 資産家の娘と一緒になり、働かずに生活している。彼自身も「自分はヒモやっている」と言っているため自覚はあるようだ。ただ、俗に言われるヒモとは一つだけ違う点がある。それは、彼女とは一緒に住んでいないことだ。彼曰く「それをし…

男性は、女性からセクハラを受けても訴えることができません

男は女を年齢で計り、女は男を年収で計る。婚活市場では、よく知られた事実だ。この「計り」は、「男性性」と「女性性」の根源に関与していると私は考えている。男性が女性の「年齢」を気にするのは、容姿や肉体が一定の水準を満たしている率が高いからであ…

軍事って、世界を戦争にしても平和にしないよね。

ネットでニュースを見ていると、未だに集団的自衛権が違憲か合憲かの話をしている。もうね、そろそろこの話題飽きて来たよ。 私もちょいちょい政治の話を書くけど、もしかしたら、見ている人からは「深井さんて、左翼寄りの思想じゃない」と受け止められてい…

「絶歌問題」と「憲法9条の解釈問題」は、同じ問題だった

出版社、著者(元少年A)は、絶歌の出版について世間からバッシングされている。主な理由は、遺族に許可なく出版したから。遺族に許可なく出版したのは、拒否されることが分かり切っていたためと推測。筋を通していない出版社の言い分の「出版には意義がある…

少年犯罪が起きるたびに「私刑」を望む馬鹿がなぜ湧いて出てくるのかを説明してあげる

川崎市の中学生殺害事件が耳目を集めている。ネット上では、主犯格18歳の男性に「極刑」を望む声も上がり、署名運動をする人まで現われた。それはまだいい。解せないのは、個人(主犯)を特定する情報を公開する輩が出てきた点と、こうした「私刑」を支持す…

人が死んでもいい「自己責任」ってなぁに?

人質事件の自己責任論が賛否に分かれている。私みたいな人間が政治に口を挟んでも何一つメリットはないのだが、少し意見を言いたくなったので一言。後藤氏は、行くなと言われた危険地帯に踏み入った。それは確かに責任がある。その行為は、勇気とは言わず、…

人を排他する人が出ていけば問題はなくなる

小学3年生か4年生だった頃の話。A君が日曜に私の家に遊びに行きたいと言ってきた。「いいよ。遊ぼう」と快諾した。翌日、B君も日曜日に私の家に遊びに行きたいと言ってきた。私は「A君も来るよ」と伝えた。するとB君は「A君は嫌い。A君の約束を断って」とお…

イスラム国の人質事件に見る、日本人の劣化

イスラム国の人質事件を知ったとき、私は人質の安否が最初に頭をよぎった。ネットでは、これをネタに憲法9条の成否を論じている人たちを散見して、正直驚いた。事件が収束した後に論じたり、政治家がそれを言うのならまだ分かるが、一国民が、人質の安否も心…

ファッションセンスもお金もない奴こそ、カラー診断を受けるべき

3年前の私は、ファッションセンスがなかった。友達からも「なんだよそのセンスは」と嘲笑されるような、そんなセンスだった。だが、それはもう過去の話。今は大分マシになり、私のファッションセンスは格段に増した。センスのなさはどこから来るのかと考えた…

思っていることを書いて、いい人に思われるのが一流

私は心言一致を心がけている。そのほうがストレスがないからだ。「深井さんって男前ですね」と言われたら、「そうよ」と答える。自分もそう思っているから。「深井さんって頭いいですね」と言われたら、「そうでしょ」と答える。自分もそう思っているから。…

自殺や他殺の是非を俎上に載せてはいけない

私は論理的に物事を考えたり、論を交わしたりするのが好きだ。そんな私でも、唯一、俎上に載せない題材がある。それは、「自殺や他殺の是非」である。これは、頑なに守るようにしている。私は、どんな理由があれ、自殺すること他殺することを正当化してはい…

自分と人を不幸にするものの正体。それは「呪い」である。

私は、人を不幸にする主因は、「呪い」だと考えている。「呪い」とは、藁人形に死んで欲しい人間の髪の毛を一本入れて、釘をさして、それを思いっきりトンカチで・・・ではない。自分を縛っている「~~してはいけない」という考えである。分かりやすいのは…

選挙に行かない人の気持ちは、よく解かる

選挙です。700億円を投じた国民的大イベントです。みなさん、どこの党に入れるか決まっていますか?SNSでも、選挙や政党に関する投稿をやたらと目にします。選挙の時期になると必ず出てくるのが、「出た~~、選挙に行かないヤツ~。白票を入れちゃうヤツ~…

「どうして解散するんですか?」騒動の所感

解散総選挙への是非と問うたWEBサイトが批判の的になっている。小学4年生と偽りSNS上で拡散を狙ったためだ。運営者の青木大和氏と製作に携わったTehu(張 惺)氏の両名が謝罪する形で幕を下ろした。だが、批判の嵐は未だ続いている。さて、事案を見た私の所…

DNAの観点から見て、ハンディキャップを持った人を排斥してはならない

NHKスペシャル『驚異の小宇宙 人体3 遺伝子・DNA 第6集 パンドラの箱は開かれた ~未来人の設計図~』という番組を7年ぐらい前にNHKオンデマンドで視聴した。 本番組で伝えられたDNAに関する情報が、私の「社会」に対する考えを大きく変えた。そして…

プチ起業(ママ起業)が、非正規雇用問題と繋がっているけど、何か?

今回は、数日前からバズっているブログ記事を私なりに批評してみる。 <a href="http://ameblo.jp/juno-career/entry-11947092241.html" data-mce-href="http://ameblo.jp/juno-career/entry-11947092241.html">『プチ起業、ママ起業が、非正規雇用の問題とつながっているということ』</a> プチ起業、ママ起業が、非正規雇用の問題とつながっているということ|柴田朋子~キャリアデザインでHAPPYになろ…